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2015年02月

【健康】 花粉症がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

早いもので2月も終わり、もう3月ですよ。

冬に蓄えられていた生命の息吹が外へ現れはじめる時期ですね、どうもSHIBAです。

しかし歓迎しないのは、ゴミ箱の中がティッシュで一杯になる時期でもあること。

お相手はセレブ。

あ、いや。セレブといっても鼻セレブ。

やだな。花粉症ですよ花粉症。

花粉症で得することと言ったら、
映画を観てて泣いても「花粉症だから」と誤魔化すことが出来るぐらいじゃない?

kahun.jpg

今からでも遅くはない花粉症の予防対策について大事なのは

・情報を入手する
・身辺に飛散する花粉を減らす
・花粉を体内へ侵入させない


ではないでしょうか。


まず情報を入手する。
情報戦を制するものは花粉症を制するですよ。

例えば花粉の飛散量の多い日は外出を控えた方が良いわけですが、
情報がなければ対応できません。

そこで花粉飛散情報のサイトなどを活用してはいかがでしょうか。
代表的なのは「はなこさん」ですかね?

http://kafun.taiki.go.jp/
環境省花粉観測システム(はなこさん)


それから基本的なことではありますが
屋内へ持ち込む花粉をできるだけ減らすこと。

衣服や部屋の中にも花粉が付着しますから、
こまめに除去したいところ。

洗濯物は部屋干しが良いみたいですね、やっぱり。
晴れて気持ちよい日は外干ししたいですよねぇ・・・でも我慢。
部屋干し臭に対応した洗剤もありますからね。


そして最後に花粉を体内へ侵入させない対策として
目の鼻のケアが気になるところ。

よく耳にするのは、花粉が目に入らないようにするにはメガネゴーグルが効果的だということ。

また、コンタクトレンズはできれば避けた方が良いみたいですね。
僕もコンタクトを装着していますが、眼科で処方してもらったコンタクト対応の花粉症予防点眼を利用しています。


花粉を洗い流すためにこまめに顔を洗うのも大事だとか。

あと基本的なことですがマスク(使い捨て)をすること。黄砂も一緒にシャットアウト?

普通のマスクでも約60%の花粉を防ぐ言われています。薄い当てガーゼを加えると除去率90%とも。

それからね。鼻がつまった場合はペットボトルをわきに挟むと良いらしい。

例えば右の鼻が詰まったとき、左側を下にして横に寝ると、なぜか右の鼻の通りが良くなったことありませんか?

これは、わきの下にある自律神経が圧迫されたことで、鼻の粘膜の充血が改善されるためだそうです(テレビでやってた)



食事による予防もあります。
花粉症に効く食べ物、逆に食べてはいけないもの。

ただ、食べ物の話をすると長くなるので今回は割愛します。


あとはツボ。
調べてたら自分でできる花粉症におすすめのツボなんてのもありました。

http://www.viceviza.com/article/001778/
KamiMado:花粉症の症状を緩和する「鼻筋のツボ」2つ


これだけ予防策を練っていても花粉症になってしまう場合もあるでしょう。

そうなると今度はどの市販薬を買えばよいか迷うところ。

花粉症の市販薬についてまとめたものがありましたので紹介します。

http://allabout.co.jp/matome/cl000000007872/
All About:花粉症の薬、比較まとめ 眠気の対処や、気になる副作用は?


さぁ、避けて通れない花粉症の時期がやって来ます。

準備はいいですか?


(誰か花粉探知機を発明してくれ! SHIBA)

【健康】 運動しない理由「仕事で疲れているから」は大きな勘違い

運動する習慣が身について気付いたことがあります、どうもSHIBAです。

それは運動をしない人の心理。

健康のために取り組まなきゃ、と思いながらも先延ばしにしている「運動」

「運動をしない理由」の1位は「面倒だから」だそうですが、
「仕事で疲れているから」という意見も多いのではないでしょうか。

でもその理由、僕に言わせれば大きな勘違いをしています。

仕事で疲れているなら、むしろ運動をした方が疲れが取れますよ。

というより普段から運動をしていれば、疲れにくい身体になります。

経験上断言できます。スーパーひとし君を賭けても良い。

ストレス発散にもなりますから精神的にも健康になりますよ。
一週間のうち2.3回運動する人は、運動習慣のない人と比較して「抑うつ、怒り」が低くなることが分かっているそうです。


「面倒だから」という意見はまだ素直でいいが、
「仕事で疲れているから」というのは何だか仕事のせいにしている単なる言い訳にしか聞こえません。

つまりね、この手の意見も結局「面倒だから」と一緒なんですよ。仕事のせいにしているだけ。
「忙しいから」や「時間が無いから」という理由もだいたいそんなものかも。

動機が弱いというか、たぶん体力や健康についての不安を実感していないだけかもしれませんね。

本気で心配していたら運動せずにはいられないはずですし(禁煙の動機と同じ)

20代、30代、40代、50代、60代以上で
一番運動をしている習慣の多い世代は、なんと「60代以上」ですからね。

1247.jpg
http://woman.mynavi.jp/outline/131025-101/
女性60代の48%「運動をしている」ー株式会社ゲイン調査

とにかくやってみる。
それだけで変われるのにね・・・

(SHIBA)
 

【健康】 「適度な運動」の「適度」とはどのくらい?

例によって健康診断で脱メタボに至らなかったので、
日々運動を欠かさず頑張っています、どうもSHIBAです。

いやね、運動はずっと前から続けているんですがね。

今のメニューは
早歩きウォーキング 30分
体幹トレーニング 30分

なかなか体重は減りませんが、疲れにくい身体になったという実感はあります。
よく眠れるし、ストレス解消にもなるし、風邪もひきません。
運動を習慣にすると良いことづくし!

ハードな運動は必要なし。
適度な運動を続けることが大事だと思っています。

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ところで・・・

よく聞きますよね「適度な運動」を推奨する話。

その「適度」ってどのくらいなんだろう?

気になったことありませんか?

どんな運動をどのくらいの負荷でどれだけの時間続ければ適度と言えるのか・・・

例えばウォーキングならば何分続けると適度なのか。


いろいろ調べてみましたが、定義はないみたい。

心拍数(脈拍)がどうのこうのという意見も多くありましたが、
一般人がそこまで意識して取り組むのは少し面倒な気がします(病気やケガのリハビリで取り組んでいるのであれば別ですが)

調べていて分かったのは、
ケガをしないレベルの少ない運動量を「安全限界」、
運動の効果が得られる最低限レベルの運動量を「有効限界」と言うらしい。

そしてこの2つの間に位置するのが「適切な運動」なのだそうだ。


何れにしても、結局「適度」とは感覚的なものらしい

ひとつ言えるのは、絶対条件として安全であること
当たり前ですがケガをしない安全な範囲でなければなりません。

なのでこれはかなり個人差がありそうです。

感覚的には
少し息が上がるくらい。
辛いと感じる一歩手前。
気持ちいいと感じられる範囲。

などと一般的には形容されるようですが、これもあくまでも目安。

一般的に「適度」の範囲でも、ふだん運動不足の人にはとても危険です。

そんな人がいきなり運動すると、心臓や呼吸器に思わぬ負担を与えてしまうこともありますからね。

最初のうちは軽~いレベル、「この程度じゃ運動のうちに入らないんじゃ?」程度で良いと思います。

馴れてきて、大丈夫だと判断すれば少しずつ運動量を増やせば良いわけで。


ちなみに僕の場合、
先程も言いましたが、ウォーキングは早歩きで30分。

元々は20~25分程度だったのですが、
ウォーキングで脂肪燃焼が始まるのは約20分後からだと知ってからは30分歩いています(脂肪が燃焼しなと意味ないもんね)

/blog/2015/01/post-174.php
【美容】「体脂肪が燃焼する」とはどういうこと? 参照


でも僕が思うに、
つまるところ、適度な運動というのは「継続できる範囲」だと思います。

毎日続けなければいけないと思うとストレスになりかねません。

運動で得られる効果は2~3日で失うらしいので、
運動は2~3日に1回、もしくは1週間に3回行うくらいで良いのではないでしょうか。

はりきって頑張っても疲れて3日坊主になっては意味がありませんからね。


(ちなみに夏でも冬でも同じ運動量なら消費するカロリーも同じらしいよ SHIBA)

【健康】 セルフでメタボ危険度チェック


メタボリック・シンドロームの危険度チェック


【体型チェック】

□Q1 年々、体重が増えている

□Q2 体重はあまり変わらないが、ベルトがきつくなってきた

□Q3 腕や足はそうでもないが、おなかに脂肪がつき、ぽっこり出ている。

□Q4 おなかがぽっこり出ているのに、指でつまみにくい。

□Q5 食事量や運動量は以前と変わらないのに、体重が増えている。

【食生活チェック】

□Q6 毎食、おなかがいっぱいになるまで食べる。

□Q7 朝食をとらないことが多い。

□Q8 夕食を夜遅くとることが多く、食べてから2時間以内に寝る。

□Q9 間食や夜食の習慣がある。

□Q10 外食の機会が多く、とくに丼物など単品物が好き。

□Q11 主菜は肉が中心で、野菜はあまり食べない。

□Q12 甘いお菓子が大好きでよく食べる。

□Q13 清涼飲料水やスナック菓子が好きでよく食べる。

【運動習慣チェック】

□Q14 運動をする習慣がなく、日常的に歩く距離も短い。

□Q15 階段でなく、エスカレーターやエレベーターを利用する。

□Q16 動くのが面倒くさく感じることがある。

□Q17 休日は、家でゴロ寝していることが多い。

□Q18 かつては運動をしていたが、やめてしまった。

【生活習慣チェック】

□Q19 喫煙習慣がある。

□Q20 仕事帰りにお酒を飲むことが多い。

□Q21 ストレスが多いほうだと思う。

□Q22 就寝時刻が遅く、午前1時以降が多い。

□Q23 毎日の平均睡眠時間は6時間以下だ。

□Q24 目覚めがすっきりせず、日中もぼ~っとしがちだ。

□Q25 余暇を楽しむ趣味や好きなことがない。

□Q26 便秘しがちだ。



チェックをつけた項目を各1点で計算します。


3点以下・・・危険度は低い
4~10点・・・やや危険
11~17点・・・危険
18点以上・・・かなり危険(医療機関で診てもらうことをおすすめ)



※このチェックリストは『内臓脂肪をとってすっきりおなかを凹ませるコツがわかる本』(永岡書店)より引用しています。

naizoushibouwotottesukkiri.png

http://urx.nu/hLBo
Amazon:『内臓脂肪をとってすっきりおなかを凹ませるコツがわかる本』

男女平等論について考えてみた

日本は今でも社会的に男女の差別や偏見が強いと言われています。

まっさかぁ~、と思う方はぜひ、次の文章を読んでから質問に答えてみてください。
 

【 ある大学病院に有能な外科医がいました。

 その外科医に手術をしてもらおうと全国から患者が集まってくるほどの知名度です。

 ある日、その外科医のもとに交通事故にあったという親子が運ばれてきました。

 親子を見て外科医はびっくりしました。

 なぜならば、交通事故にあったのは自分の子供とその子の父親だったからです 】

 


では質問です。

この「外科医」と「交通事故にあった子供の父親」との関係は何でしょう?


ちなみに正解とかありません。

ただ、この外科医が女性であると考えた方がどれだけいるだろうか。という話。

勝手に男性だと思い込んで考えたりしませんでしたか?
外科医と前妻には子どもがいて、その前妻が再婚して・・・とか。


このような偏見をジェンダーというらしい。

この質問の出典元
http://www.geocities.jp/amy_chemistry/gender.html
ジェンダーとは





どうもSHIBAです。

昨年、世界経済フォーラムが男女平等の度合いを評価した「男女格差報告」によれば、
日本の男女平等ランキングは、世界142ヶ国のうち105位でした。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF27H0B_X21C14A0PP8000/
日本経済新聞:男女平等指数、日本は142カ国中104位


danjo.jpg
(画像元:毎日新聞より)


順位は職場への進出、教育、政治、健康の4分野で女性の地位を数値化した結果によります。

先進国のような裕福な国はおおむね男女平等社会である傾向が見られます。

そのなかで日本は142か国中の104位ですから、かなり低いですね。

女性議員や企業の女性幹部の少なさが原因らしいです。

欧米から見ると、日本て女性差別している国なんでしょうね。

欧米と日本の価値観って随分違うんだなぁって感じます。




日本が104位だという現実についてですが。
男女格差の指数に表れないところで女性の力が活用されているのが日本だという気がします。


もともと日本では、終身雇用制度が家庭を守っていました。

男性が一家の大黒柱であるという前提で、企業は簡単にクビにはしません。

一方、出産や育児休暇で穴を空けてしまう女性は企業からしてみると採用しづらいもの。管理職への出世に対しても同様です。

そんなわけで、女性は社会進出しないで家事労働に励むことで男性(夫)を支えてきました。
自分の妻を「家内」と呼ぶくらいですから。

お見合いでは、女性は男性の年収(経済力)を気にし、
男性は女性の家事能力(料理はできるか等)を求めるのが一般的。

では女性は男性に虐げられてきたかというとそうではなく。
実際には家庭内において、恐妻家もいるし、財布を握られ尻に敷かれている男性も多いです。
結果的にこの方が家庭円満ということもあるでしょう。

しかしやがて、
終身雇用制度が不景気による人件費の圧迫が原因で崩壊しました。

ここで登場したのが欧米の能力主義・成果主義です。
「能力があれば誰でも活躍できるぞ」ということで、
女性の社会進出が始まったのもこのころから。


このように、
女性の社会進出の歴史はまだ浅いので、
日本の順位が低いのは当然といえば、当然かもしれません。

でもそれって、欧米の価値観であって、
「女性の社会進出が遅れている=女性差別」とは勝手な解釈にしか思えません。

今の欧米では女性の社会進出が実現していますからね。
その価値観を世界中に押し付けたいのでしょう。

しかしその裏には面白い結果も出ています。

欧米の「離婚率」と「失業率」が日本よりはるかに高いんですよ。

「離婚率」が高い理由としては、
女性が自分で稼ぐことができるわけですから、
経済的な理由で男性に頼る必要が無いのかもしれません。

「失業率」が高い理由としては、
企業が雇える人数には限りがありますから、
そこに女性が参入することで失業する人数も増えるというのは暴論でしょうか。

これらは女性の社会進出と無関係ではないと思いますよ。

だから、なんでもかんでも欧米の価値観に合わせる必要はないですよ。

所変われば品変わる。

大事なのは「結果の平等」ではなく「機会の平等」ではないかと。

男性と女性とでは、向き不向きが違いますからね。

男女平等を求めるなら、逆にお互いの性差をはっきり認めるべきだと僕は思います。

お互いの優れた点を尊重しあうのが本当の男女平等ではないでしょうか・・・

「男女平等」という言葉がまたややこしくさせているんだろうけど。

日本がこれから目指すべき方向は、欧米式の「男女平等」路線を追随するのではなく、
男尊女尊」という独自の路線の方がしっくりするような気がします。

そんな言葉は日本語にありませんけどね(男尊女卑ならある)

「男尊女尊」っていい表現だと思うんだけどな。


(某飲料メーカーの『お~い、お茶』もジェンダー的にはアウトらしい SHIBA)

格差是正について考えてみた

どうも、SHIBAです。
いま、世界の各先進国では「格差社会」が問題視されています。

日本も例外ではなく格差社会が国会の議論の争点となっています。
先日の代表質問で民主党は格差問題を1丁目1番地と位置付けました。

世界中でベストセラーになったトマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』が影響しているのかもしれません。

これまで格差問題といえば、「貧困層」をどう救い出すかが議論されてきましたが、
「富裕層」のあり方に着眼することはあまりなかったので、ピケティ氏の理論は多くの人々の関心を集めています。

いわゆる「富の分配」のあり方についてです。


ただ、格差問題は今に始まったことではありません。

僕が格差問題で気になるのは「格差是正」についてです。

ピケティ氏のような「富の分配」が理論通りに機能すれば、
確かに格差は縮小するかもしれません。

しかしそれは、既に格差が生じた後に行われること。

格差が生じていること自体が問題であり、
民主主義ならばそのような不平等がない社会でなければなりません。

と、こう言えば、「資本主義なのだから強者と弱者がいて当然。平等主義では競争原理が働かない」と思われるかもしれません。

ちょっとややこしいのですが、僕の言う「格差是正」とは、「機会の平等」です。

民主主義が保障する「国民の自由や平等の人権」の「平等」とは、「結果の平等(所得や富)」ではなく「機会の平等」であるはず。

分かりやすい例でいえば、教育の格差

仮に全く同じ教育を受けた二人の子供の成績に差がつけば、将来の生活水準にも差がつくのは仕方ないことです。

ですが、才能は全く同じでも受ける教育レベルに差があれば、これまた成績に差が生じ、将来の生活水準にも差がつきます。

稀な成功例だけをピックアップして、「貧しくても努力すれば報われる」というのは綺麗ごとでしかありません。

そもそも教育に格差が生じるのは、教育もまた投資だから。

富裕層にとっての関心事は「教育、投資、税金」

投資能力のない貧困層には教育を受ける機会から既にハンデがあるのです。
つまり貧困層の子供は生まれながらに不利な状況に置かれていることになります。


2年ぐらい前だったかな。『Woman』というテレビドラマでシングルマザーを演じた主演の満島ひかりさんのセリフがとても印象的で、


「子どもを育てるのは難しいことじゃないんだけど、難しいのは独りでやることで。
 ただ簡単に出来ることが急に難しくなる。

 子どもを連れて町に出て歩くと一番耳にするのが舌打ちと咳払い。

 お金無くなって、私昔からお寿司はいなりが好きで、パンもぶどうパンが好きで、なんでか。
 安上がりだなぁって思ってたんですけど。
 今は子どもにそれすら食べさせられない、満足に。
 「お腹すいた」って言わせてる。

 何より「ああぁ」って思うのは、子ども残して仕事に出かけることです。
 仕事しているあいだ想像して、私が居ない間に何かに巻き込まれていたらどうしようって
 怖いこと想像して、帰って寝顔見てもまだ全然安心できなくて。

 「お金が無い」って人にいうと「母の愛があれば大丈夫」って言われます。
 そうか?そうかな?
 お金で買えない幸せあるって言うけど、そういうこと言う人はお金を持っていて、
 私はとにかくまずお金で買える幸せが欲しい。
 お金じゃ幸せ買えないかもしれないけど、お金って不幸になることないし、って」



母子家庭の問題を描いたドラマでしたが、と同時に「子供の貧困」への問題提起でもあったように思います。



実は日本は「子どもの貧困率」の高い国です。

貧困の国というのは、飢餓で苦しむようなどこか貧しい国のお話のことかと思うかもしれません。

例えば食糧難にあったり、学校が無かったり、紛争状態にあったりする地域の。

それは「絶対的貧困」といって、生存するための最低限必要レベルのことで、
今ここで話している貧困率は「相対的貧困率」と呼ばれるのもです。

国によって生活水準は違いますが、その生活水準を大きく下回り、その国では当たり前と思われる生活ができないレベルにあることを「相対的貧困」といいます。

「絶対的貧困」と「相対的貧困」は分けて考えるべきなんですね。

例えば修学旅行へ行く金が無くて自分だけ行けない子がいたとします。

村人みんなが裸足で生活しているような修学旅行など無いような地域においては、そんなことなど問題にもなりません(みんながそうだから)

しかし、日本のような先進国においては非常に困るわけです(みんなと違うから)

それが「相対的貧困」です。

そしてそのような貧困は、今に始まったことではなくて昔からありました。

高度成長期には目立たないだけ。経済成長が緩やかになることで格差が目立つようになります。

ピケティ氏が言うところの「r > g」(「資本収益率>経済成長」を表します)でしょうか。

そしてもう一つ大きな要因として「無縁社会」があると僕は考えています。

24hitomi.jpg
『二十四の瞳』にこんな場面があります。
家が落ちぶれて村から出て行かなければならなくなったと泣いている女子生徒を、大石先生が抱きしめてこう言うんです。

「あんたが苦しんでるの、あんたのせいじゃないでしょう?
 お父さんやお母さんのせいでもないわ。
 世の中のいろんなことからそうなったんでしょう?
 だからね、自分にがっかりしちゃだめ。
 自分だけはしっかりしていようと思わなきゃね。


 先生無理なこと言ってるようだけど、先生も他に言いようがないのよ。
 そのかわり、泣きたいときはいつでも先生のとこいらっしゃい。
 先生も一緒に泣いてあげる」


先生は別に上手なことを言っているわけではありませんが、寄り添う。
それが何より大事なことだと思い知らされます。

いま「無縁社会」に必要なのは、ネットで共感しあうことではなく、
この大石先生のように思いっきり抱きしめてやることだ


ネットではこの体温は伝わらない。

ちなみにこの1分18秒からのシーンで少し観ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=JptRRM1wVbE
youtube 『二十四の瞳 予告』



ここで問題なのは、たちの悪いことに貧困は世代に渡って連鎖すること。
ピケティ氏の視点でいえば、富裕層もまた財産の世襲が連鎖します。
そしてより格差が広がります。

貧困の連鎖を断ち切るには、国に期待してもダメだと思います。

国がこうした貧困に苦しむ国民を救うのは当たり前です。
しかしそれはあくまでも支援や保護といったセフティーネットのこと。

民主主義の根幹は「国が国民のために何かをするのではなく、国民が国を動かしていくこと(国民主権)」にあるはずなので、先ず国民の意識から変わっていく必要があるかと思います。

無縁社会やネット社会の現在では難しい問題です。

結局、格差是正なんて無理なのかと思うと、確かに資本主義とは何なのかと言いたくもなります・・・


(日本は空気が支配する国だからせめてそこに期待したい SHIBA)

日本企業の国内生産回帰が始まったというけれど・・・

久しぶりに経済のことを考えています、どうもSHIBAです。

ちょうど日本の企業が決算を迎えているこの時期、
海外に生産拠点を多く持つ大手製造業、いわゆるグローバル企業において、
国内への生産回帰が始まったとの報道が相次いでいます。

とりわけ電機関連会社が多いのかな?
自動車メーカーも一部国内回帰が始まっているようです。

大企業においてはこれまで、円高対策のため、海外で工場を建て、現地で従業員を雇う流れが長らく続いていました。

それが今の円安基調の流れを受けて、海外生産を縮小し、国内生産を増やす動きが広がっています。

これは喜ばしいことなのでしょうか?

koujo.jpg

参考までに海外企業に目を向けてみますと、
米国ならびに欧州では2年前より生産拠点の国内回帰が始まっています。

確かに中国や新興国での人件費コストに対する魅力は以前ほどではないでしょう。

なので、この流れは日本にとっても不思議ではないと考えたいところですが、
どうも日本と海外では事情が違うようです。

しかも同じ海外でも米国と欧州もまた違う性質を持っているようです。


米国が国内に生産拠点を戻した一番の理由はシェールガス革命によるものですよね。
自国でエネルギーを賄えるようになれば、エネルギーコストの削減が可能になるので、
工場を国内で建設するのは当然の流れともいえます。

その点において、日本にはエネルギーが無いので米国とは状況が違います。


では欧州はどうか。

欧州が生産拠点の国内回帰を行った最大の理由はおそらく失業率の改善のため。

欧州では10%を超える失業率が景気低迷の要因ともなっており、
雇用を増やすため国内に工場を戻す政策に出た結果となっております。

そもそも欧州の失業率が高いのは、労働者に対する厚い保護政策のため。
高い賃金を保証すれば、企業側からしてみると大勢雇うことは出来ず、
結果として失業者が増えてしまうので、これを解決するには賃金を下げるか単に雇用を増やすしかないわけです。

その点において、もともと日本は失業率は低い。しかも業種によっては人手不足で困っているくらいです。
やはり欧州とも状況が違います。

というわけで、日本企業の生産国内回帰が吉と出るか凶と出るか、僕にはさっぱり分からないが、
今の円安基調を受けてそうするのだとすれば不安の方が大きいですね。

生産だけではなくて、売上・販売も海外依存率が高いのだとすれば、
やはり現地で資材調達、生産、販売をした方が効率良いのは明白なのではないのかな?

でなければ、体裁よく生産の国内回帰と誤魔化しているだけで、実は不採算事業整理でしかない気がします・・・


(考え方が偏屈者 SHIBA)

天皇陛下はエンペラー?(後編)

『天皇陛下はエンペラー?(前編)』 の続き

「皇帝」と「天皇」は同義語。

つまり
「皇帝」=「天皇」

「皇帝」は英語で「エンペラー」と言うから、
「天皇」も英語で「エンペラー」と言う。

でも「天皇」を「エンペラー」と呼ぶのは、なんだか違和感があるよね。

ってな話をしました。

そこで今回は、その違和感について考えてみました。



そもそも「皇帝」て何や?

まずそこから疑問ですよね。天皇なら分かるけど。

そこで頼れる兄貴、ウィキペディアで調べてみると「君主の称号の一種で、王よりも上位のもの」とある。

かなり曖昧です。

まあ、いろいろと諸説あるようですが、
簡単にいうと、それぞれ「王」が支配する国を「王国」といって、
複数の王国を統一するのが「帝国」、その頂点に立つのが「皇帝」
ということらしいんだけど。

まあいいや。


とにかくね。

「天皇」が他国の「国王」や「皇帝」との決定的な違いがあるんですが。

例えば歴史。

現在、世界には王室が27(28?)あり、その中でも日本の天皇の歴史は世界で一番古いです。

今上天皇(明仁)は第125代天皇にあたります。

2番目に古い国はデンマークで、今の国王が第54代ですからね。日本ぶっちぎりです。

そして一番決定的な違い。

それは他国の国王や皇帝は何れも武力による支配・統治によるもの
例外なく戦いの勝者です。

それに対し、天皇は古来より由緒正しき天皇家により代々継がれてきたものです。

天皇家内での権力争いは過去に壬申の乱などありますが、天皇家以外の血筋の者が天皇になることはありません。
どんなに力があってもです。

天皇家とは関係の無い誰かが「今日から俺が天皇だ」と名乗ったとしても
「は?おまえ何言ってんの。頭おかしいんじゃね?」
と言われるのがオチです。
それだけ血が大事だということ。

ナポレオンは広大な領土を支配し、自ら「皇帝」を名乗りましたが、同じようなことを日本では出来ないということです。


栄華を極めた藤原氏も、武家社会を築いた平氏も源氏も足利氏も、信長・秀吉・家康でさえも。天皇を倒して自ら天皇を名乗るということはなかった。

これって凄くないですか?


そしてその理由は、天皇が「権力者」ではなく「権威者」だったということです。

他国の国王や皇帝はその国の最高権力者です。支配者ですから。

天皇だけは違います。権力はありません。
権力は政治家、昔なら幕府や将軍が握っています。

天皇は神主の総長みたいなもの。

では天皇の役割って何だ?と思いますよね。

天皇陛下の一番大事な仕事。それは「お祈り」

国民の幸せと平和をお祈りされています。

「えぇ~?」と思われますか?

思い出されますか去年2012年3月11日。

東日本大震災1周年の追悼式に天皇陛下が参列されていましたが、直前に心臓手術を受けておられたことを覚えていますか。

この追悼式にどうしても参列するために、天皇陛下は日程を逆算して手術の日を決められたそうです。

周りからは「無理をしないように」と慎重論もありましたが、陛下が「私には祈ることしかできない」と言って強行日程を組まれたとのこと。
勿体無きお言葉じゃありませんか。


とにかく。

天皇は「権力者」ではなく「権威者」

GHQが知りたかったことは、そういうことでした。

第2次世界大戦時の権力者は軍部にあり、平和を願う昭和天皇の意思とは関係なく暴走しました。

敗戦が濃厚になった時の「降伏するか徹底抗戦か」を決める御前会議。
その時の昭和天皇の心中察するに辛いものがあります。

天皇について理解したGHQは、天皇に戦争責任を追及しませんでした。
命令するような権力者ではなかったからです。

8月15日の玉音放送で、昭和天皇は国民に対しても「日本は負けたんだから降伏しなさい」とは命令していませんよね。

「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・」という慈悲深い独特の表現をされています。

だから日本国民は涙を流しながらも素直に降伏を受け入れたんでしょう。

日本が焦土から経済大国に急成長した底力の源は、この玉音放送による部分も結構あるんじゃないですかね。


ってなことで。

「天皇」は「皇帝」とは全然違う性質なもの。

だから「天皇」は英語では「エンペラー」ではなく「テンノウ」でいいよ。

というのが僕の結論です。


(今回のブログ記事は2013年のメルマガで掲載した内容です SHIBA)

天皇陛下はエンペラー?(前編)

本日2月11日は初代天皇、神武天皇が即位した日ということで「建国記念日」となっております。

そこで!

いきなり問題です。

ヨーロッパのある国で食事会を開催することになって、各国の代表者を招待することになりました。
以下の4人のうち一番上座に座る人は誰でしょう。

1.オバマ大統領(アメリカ)
2.エリザベス女王(イギリス)
3.ローマ法王(バチカン)
4.天皇陛下(日本)


いずれも身分の高いお方たちですが・・・


答えは、

4.天皇陛下
です。

どうですか、ちょっと意外ですか?


実はですね、欧米では外国の要人を招く場合に、身分の序列を決める基準というものがあります。

その基準によると

1.皇帝・天皇
2.国王・法王
3.大統領

の順になります。

このように「皇帝・天皇」が一番身分が高いのです。
しかも、現在は世界に皇帝はひとりもいません。
ということは、
天皇陛下は世界で一番身分が高いお方になるんですよ。

実際、昭和天皇が1975年に訪米した時は、大統領が空港まで出迎えていますし、エリザベス女王だって天皇陛下と同席するときは上座を譲っています。

凄くないですか?

天皇は「国民の象徴」とでしかみていないなら、それは大間違い。

世界の国々から別格扱いを受けているのに、それを日本人だけが知らないというのは、悪しき戦後教育の影響でしょうね。
天皇陛下は

ちなみに「皇帝」は英語で「エンペラー」と言いますよね。

「天皇」と「皇帝」は同義なので、「天皇」も英語で「エンペラー」になります。

でも天皇陛下のことをエンペラーって、なんだか違和感ありませんか?


以前、劇場で映画『終戦のエンペラー』を観てきました

作品タイトルになっているエンペラーとは昭和天皇のことです。

舞台は終戦直後の日本。
「昭和天皇の戦争責任をどう捉えるべきか」という議題に取り組むGHQの視点から描かれています。

当時のアメリカ世間の風潮として、日本のトップである天皇にも戦争責任は当然あるとして処罰を要求していました。

しかしGHQの最高司令官マッカーサーは、天皇は罰しない方向で対応します。

今思えば、マッカーサーという人物がいなかったら、二千年以上続いた天皇の血脈はそこで途絶えていたかもしれません。

映画の中でマッカーサーは「日本の復興を目指す」と言っていましたが、それは事実ではありません。

目指していたのは「軍国主義・軍事力の解体」です。

マッカーサーは日本人の底力をとても恐れていたようです。

一歩間違えれば日本の国民は反乱を起こし、統治できなくなると。

マッカーサーは日本人の本質をよく理解していたんでしょうね。

いや、詳しいとは言わないにしても、日本人の行動規範が何によるかは分かっていた。

それが天皇の存在。


しかし、そこまでは分かるが、では日本人にとって天皇とは一体どんな存在なのか。そこが分からない。

GHQは、それを知ることこそが鍵だと徹底的に天皇について調べます。

そしてそこに見えてきたものは・・・


『天皇陛下はエンペラー?(後編)』 へ続く


(今回のブログ記事は2013年のメルマガで掲載した内容です SHIBA)

【美容】 ダイエットするなら揚げ物は吸油率にも注意する

僕の大好物はエビフライ、どうもSHIBAです。

でもカロリーが気になりますよね。

同じ食材でも調理法によってカロリーは違います。
ご存知のように蒸し物と焼き物と焼き物とでは、それぞれ違ってきます。


さらに、同じ揚げ物でも天ぷらにするかフライにするかによっても違ってきます。
それは吸油率が違うから。
吸油率とは油を吸う割合のこと

素材のカロリーばかり気にして、吸油率のことを意識しないと、
知らず知らずカロリーの摂り過ぎになってしまいます。

torikara.jpg

衣は厚くなるほど吸油率は高くなります。


・素揚げ 吸油率低い
・唐揚げ  ↓
・天ぷら  ↓
・フライ 吸油率高い

揚げ物は、揚げると素材の水分が抜けて代わりに油を吸収します(交代現象)

しかし、もともと脂質の多い素材はほとんど交代現象は起こりません

例えば鶏の唐揚げの吸油率は1%しかないそうです(女子栄養大学出版部『調理のためのベーシックデータ』より)

同じ鶏肉でもフライにあたるチキンカツの場合は14%。パン粉が油を吸う分だけ高くなります。


また、素材の切り方や形によっても吸油率は変わります。

例えば、人参とゴボウのかき揚げになると吸油率は74%。
油に触れる表面積の多いかき揚げは吸油率が高いんですね。



ここで個人的にちょっと気が付いたことを申し上げます。

いま巷では油を使用しないフライヤーが流行っているじゃないですか。

僕は使ったことがありませんが、そのフライヤーで揚げると油を使用せず素材が持つ脂質を利用して揚げるのでヘルシーなんだそうですね。

そしてよくデモンストレーションで鶏の唐揚げを作ってみせていますよね。
「油を使わなくてもほらっ!こんなにカラッと揚がります。しかもヘルシー」とか言って・・・

一般に唐揚げの吸油率は10%だと言われていますから、
脂質は1g=9キロカロリーなので100gあたり90キロカロリーのカットができるという理屈のようです。

しかしこの理屈には「吸油率は素材によって変わる」ということが考慮されていません。

元々脂質の多い鶏肉に限っては、交代現象が殆どありませんから先程も言ったように吸油率は1%でしかありません。

つまり鶏肉の場合は唐揚げをするのに油を必要としない。

しかも吸油率1%ということは、油を使用してもしなくてもカロリーに差は無いのではなかろうか。

あ、でもこれ、鶏の唐揚げの場合の話ね。

デモでよく鶏の唐揚げをする理由は吸油率が少ないからかもしれませんね。


(ひねくれ者? SHIBA)